春のファンデッキコンテストにサカキ様あらわる
春のファンデッキコンテストにサカキ様あらわる
春のファンデッキコンテストにサカキ様あらわる
いやーエネルギー溢れる人が集まると化学反応が起きるって本当だったんですね。
また新たなポケモンカードの楽しみ方を見た気がします。



今話題の春のファンデッキコンテストに参加してきました。
大会の名前にもあるようにファンデッキコンテストなので対戦の勝敗だけで上位を決める大会ではありません。


具体的にはデッキをアピールする一次審査と対戦を行う二次審査があり、獲得ptによって順位を決定する方式です。
対戦に勝つと100pt、そして3ラウンドの中で一番良かったと思う対戦相手に送られるベストマッチ賞100ptが対戦に関して与えられるpt。
そして特筆すべきは各参加者が100pt区切りで自由に振り分けられる自由投票分300pt。

対戦してない方に投票しても構わないためどれだけ一次審査でアピールできるかが重要になります。



簡単な説明はこんなところです。
楽しそうじゃないですか?スマブラの新作のように楽しさが保証されてるようなルールだと思いました。
詳しくは主催の1人のトイさんのDNで。
http://toipokeca.diarynote.jp/201704050922267244/



そもそもファンデッキってなんじゃい!
と思う方は同じくトイさんのこちらの記事を。
http://toipokeca.diarynote.jp/201704060909525132/



トイさんも書かれていますが定義はありません。
自分のデッキを愛する気持ちがあればそれだけでファンデッキです。
案がなにもない状態で参加を決めたので最初は使いたいと思ってもなかなか使えずにいたθダブルビークインを使おうかなと思ってました。
ビークイン好きなのにビーリベンジしかしないのはなんかね。という思いがずっとあるんです。(結局使ってないので未だに抱えてるんですが)
また、最近全然ダメですが僕はユニークなデッキを組むことに少しは自信があるので「なんじゃそのデッキは!!!」と驚嘆されるようなものを使いたいなという気持ちもありました。
大会を楽しむのは第1として投票システムで高く評価されたい、あわよくば入賞したいと思ってました。



そんな中みやたさんとトイさんと謎のデデンネさんによるアピールタイム(一次審査)の動画があげられました。
https://youtu.be/CaSoGphnFG8
自主大会の告知兼説明動画なのになんてクオリティ!
これを見てはじめて「こりゃ生半可なアピールじゃ記憶に残らんぞ。」と思いました。
32人も自身の思いの詰まったデッキを持ち寄るわけですから当然っちゃ当然なんですが動画で見て心をガッと掴めなきゃダメだ!と感じたんですよね。



動画を見た後はこんな感じでサササーっと考えがまとまりました。




面白いコンセプトやデッキ愛だけでなくアピールタイムに強いインパクトも必要





スリーブやプレイマット、服装など外見も大事にしたい






そういえば買ったはいいが勿体なくて使えないロケット団スペシャルケースがあったな





ロケット団大好きなのでプレイマットやSRカードもすでに持ってる




アタッシュケース持ち運ぶならサカキのイメージ





むしろサカキになりきればよくない?





今までコスプレは全くやったことなかったんですがサカキの格好は特別準備が必要なわけではなかったのでいい機会だやってみよう!となりました。



髪はオールバックにする必要があるので美容室でいつもの担当の方に春ファンのことを伝えた上でセットの仕方を教えてもらいました。
開催までの1週間は毎晩お風呂に入る前にオールバックのセットの練習してました。
イカツイ感じにするために眉毛も気持ち薄めに。
ロケット団の団証は美大生の端くれの弟に画像を作ってもらって印刷したものを両面テープで貼り付けました。
スーツの中に普通のシャツ着てたらそれはもうサカキではないので襟のないバンドカラーシャツを買いに行きました。
外見的な準備はこんなところ。


難しかったのはデッキの調整。


サカキをコンセプトにデッキを組むならペルシアン、ニドキング、ニドクイン、サイドン、ガルーラあたりかなとイメージしてました。
カードスペックの高いゲンガー(ポケスタ2)、ガブリアス(BW2)などを使っていたこともあるのですがサカキ感ないのでNG。
サカキの計画とシナジーがあるニドクインニドキングデッキを組むところまではすぐ決まりました。
問題はデッキパワーをどこに設定するか。
いくらファンデッキコンテストといえど相手とデッキパワーの差がありすぎると対戦自体が楽しめません。
それもひとつのファンデッキのありかたではあるのですが僕は勝ちたかったので愛のある強いデッキを組みたいなと思ってました。
最終的なレシピはこちら。

ポケモン 20



4 ニドラン♀
3 ニドリーナ
3 ニドクイン
2 ニドラン♂ (XY11)
1 ニドリーノ (CP6)
2 ニドキング (XY11 キングパレス)
1 ニドキングBREAK
1 ミミッキュ
1 ニャース (R団30)
1 ペルシアン (XY7)
1 カプ・テテフGX

グッズ 12

3 ハイパーボール
1 タイマーボール
1 レベルボール
3 ふしぎなアメ
2 ちからのハチマキ
1 すごいつりざお
1 レスキュータンカ

サポート 14
4 プラターヌ博士
4 N
1 アズサ
2 サカキの計画
1 ロケット団のいやがらせ
1 ロケット団の工作
1 ロケット団参上!

スタジアム 4
4 次元の谷

エネルギー 10
4 ミステリー
6 基本超(ロケット団ハーフRマーク入)



純粋にニドクインニドキングを組むのであればペルシアンラインやロケット団参上!やロケット団の工作は入りません。
しかし今回はサカキ様デッキなのでサカキ要素を抜くわけにはいきません。
弟と何度か普通のデッキとスパーしたのですがどうしてもこのあたりのカードが弱く勝負にならない対戦もありました。
ファンデッキコンテストのデッキはおそらく普通のデッキよりもスローテンポでダメージ量も低くなるため同じように考える必要はありませんがそれがどの程度なのかわからず悩みました。
「ゲッコウガが好きなのでゲッコウガデッキもってきました!」とか「コルニ好きなのでシャラジムをモチーフにしました!」って人が多かったらなかなかきつくないか・・・・?って感じです。
でも今回はファンデッキコンテストなので勝ちに行くためにデッキコンセプトを崩してしまうのは本末転倒ということでそのままにしました。
後悔しているのは回らないと勝てない、いたらそれだけで戦える、とカプ・テテフGXをいれてしまったことです。
サカキ感が薄れてしまいました。
フラダリは枠がないという問題もありますがライバル組織の幹部を採用するわけにはいかないので入ってません。
ククイ博士とかいうカードはサカキ様の渋さに勝てないので入ってません。




で、大会前夜。
もしかしたら基本超を7枚にするかもしれないと思いリョウさんにR団マークの超エネを貸してくださいと頼む。
できれば誰にも当日までコンセプト明かしたくなかったんだけど背に腹は代えられないってことで。
わかりました!といい返事。
ほっと一安心。
リョウさんはバトクロでリョケット団を結成していたこともありもしかしたらR団ネタがかぶるのでは?と思ってました。



大会当日。
朝起きて準備してたらリョウさんからLINEが。

ところでですがところでですが、もしかしてデッキってR団統一だったりします(小声
(原文ママ)

ええええええええええええ!!!!!昨日気づけよ!!!!!!!!
めっちゃ焦りましたが話を聞くとムサシコジロウ軸のR団デッキだったそうで。
一人でめちゃ笑ってました。


髪のセットが現地でできないため20分かけてセットしてスーツにR団マークのアタッシュケースを持ち会場へ。
R団の団証をつけてないだけでほぼサカキの状態で電車乗ってました。
似合ってないオールバックと謎のアタッシュケースの変な人ではありましたがまあ他のコスプレよりはマシでしょう。

会場はバトロコ高田馬場。
はじめて行きましたがまーあ綺麗なのなんの。驚きました。

そして内心ドキドキしながらサカキ様の格好でみんなとご対面です。
会場に入り受付に人が集まってます。
おそるおそる「どうも」と声をかけますが皆の反応が悪い。
「あ・・・はい」とか「あ・・・・よろしくお願いします」みたいな。
え、さすがに冷たくない?もしかしてコスプレのクオリティ低すぎてただの変態に見えてる?って冷や汗かきました。
ただそれは早合点。
そうした反応をした人たちはサカキを見て僕だとわからなかったそうです。
https://twitter.com/changpcg/status/856144914043650048
(気づかなかった方の一人)
計8,9人ほどからそういう反応をいただいて驚きました。
思いもよらぬ反応でしたがある意味別のキャラになりきってる証でもあるかなと思い少しうれしかったです。


エントリーを済ませ1次審査までの間にリョウさんのおもいつきでプレゼンで子ネタを入れることに。
ロケット団のしたっぱのリョウさんのアピール中にボスである僕が頑張れよと一言声をかけにいく、僕の発表の最後にリョウさんにロケット団バンザーイ!とやってもらうことにしました。
当日朝までお互いのコンセプトを知らなかったので事前にうち合わせなどできませんでしたがまあ何とかうまくいきました。

1次審査は皆本当にすごい。
ただただすごいの一言。
全員が自分のデッキの想いを伝えるためにしっかり準備をしてきたという印象でした。

1番手の鯖さんからまずクオリティが高い。
暑いだろうにニットまで着てヨノワールのコスプレをし聞きやすい声で身振りを交えてデッキコンセプトを説明する。
しかも確かにヨノワールにしかできない面白い動き。
これは票集めるの簡単じゃないぞ・・・・って思いました。
僕はああいう場で発表するの苦手ではないので一応練習はしましたが決めていたのは話の流れ程度であとはその場の空気で話す内容を決めようとしてました。
考えが甘かったですね。

3番手のリョウさんの発表で僕がいきなり檀上にあがりだし会場が少し沸く。
リョウさんの発表なのに横取りしたような感じ。まあボスだし多少はね?

10番目に僕の発表だったのですがほーんとにダメなプレゼンでした。
事前に決めてたのは
ロケット団入団希望の諸君よく来てくれた



デッキ紹介



ロケット団のさらなる発展のため投票頼むぞ
ってことだけでした。

最初と最後のところはつまずくとまずいので練習したんですがデッキ紹介のところが適当すぎて紹介するカードを抜かしてしまいました。
机の上に裏向けて出していたのにロケット団参上!やペルシアンを見せ忘れてしまいました。
愛ゆえに残したのに伝えるチャンスを逃してしまったあああああああ

その後も
ファッションデッキのパンさん
いきなり歌いだすCHANGさん
タケシのハーレムデッキのトリバーさん。
相手のファンデッキをまわすのを手助けするネイティオデッキのののほほさん
実質かがりちゃんののうやくさん(登録名ミウラ)
つくりこんだ資料が光るもこさん
もっふもふ!もっふもふ!と会場をまきこんだまぎまぎさんと素晴らしい発表が続きます。

どなたの発表も本当に独創的でインパクトのあるものばかりでずっと放心状態でした。
1次審査だけでもめちゃくちゃ濃い自主イベントだったと思います。
マジでもう一回見たい。




そして二次ラウンド。スイスドロー三回戦です。
当然プレイマットはR団。コインもスペシャルケースに入っていたR団の金コイン。
金属製のため落下音がすさまじくみんなこっち向いちゃうレベル。

1戦目 ロロたんぬさん おいわいパーティジバコイル ◯ 5-2 先手

テテフスタート。
あちゃーと思ったけど考え直すとむしろ強い。
ジバコイルがたたずおいわいパーティをするしかない状況だったのでエナジードライブ連打で圧倒的優勢に。
回すだけ回して残り山1枚だったのでロケット団の工作で削り切って勝ち
サカキ様なのにみんなと一緒になって拍手させられるのなかなか恥ずかしいものがありました。
はくしゅをしよう!(強制)


2戦目 鯖さん ヨノワールジジーロンGXケンタロスGX × 2-5 後手

先にニドクインでジジーロンGXを倒すが谷を割れ返しのNで止まる。
巻き返すチャンスがあったがハイパーで切るカードを間違えニドクインが立たずそのまま押し切られて負け。
僕のデッキはジジーロンGX達をワンパンできるため殴る態勢さえ整えばよかったのですが中打点デッキだったらと思うと恐ろしいですね。
サカキ様なら絶対にしないミスをしてしまった。


3戦目 ラウルさん スマブラ(リザードンEX、ルカリオEX、ゲッコウガEX)デッキ ◯ 6-0 先手

アピールタイムでゲッコウガスマブラ参戦時の外国人のリアクション動画を流していたのですが対戦中も卓で流す徹底ぶり。
対戦はドローがめちゃくちゃ噛み合いニドクインニドキングがどんどん立つ。
先3から180出せる体制になりニドキングで時間を稼がれるがBREAK進化し突破して勝ち


対戦は2勝1敗とまあまあな結果。
当日思いついたんですがジムバッジを持って行ってこれを賭けて勝負だ。ってやればよかった。
ホロを1枚だけ持って行ってたので言うことだけはできたけどプレゼントできなかった。

これはみんな思ったことだと思いますがあたり一面面白いデッキだらけなのでもっと対戦したかった。
どこを見てもめったに見ない盤面でついじっと動向を見つめてしまいます。
会場全体がファンデッキで埋め尽くされたのはそうそうない光景だったでしょう。



二次審査が終わりベストマッチ賞と手持ちptの振り分けタイム。
これが悩む。本当に悩む。
最大で3人にしかptを割り振れないため自然と上位3人を決めなくてはいけない。
いやー無理だよー10人以上入れたい人いるんですがー。って感じでした。
みなさんのデッキをあれこれと思い出すこの時間も楽しいものでした。







そして運命の結果発表。
なんと僕は3位!!!!
アピールタイムずっこけたと思ってたので本当に嬉しかったです。
オールバックの練習をしたかいがありました!!
2位は映像を駆使し素晴らしいプレゼンをした桃太郎デッキのもこさん。
1位はタケシを女性サポートで囲んでハーレムにするというとてつもないコンセプトを披露したトリバーさん。


入賞景品として主催のイラクサさんから素敵な色紙までいただいてしまいました。
早速飾らせていただいています。ありがとうございました!!

そのまま二次会も参加し、なにものかさん、うきにんさんと貴重でディープな会話を聞けて本当に充実した1日でした。
もう本当に今週の月曜日は夢から覚めたようで仕事嫌だった()




もともとちょっと変わったレギュレーションが大好きな人間なのでこういう大会は心待ちにしていたものでした。
ただ、僕は変わったデッキで対戦するだけだと最初は思っていたのでまさかあんなに素晴らしいプレゼンを見ることになるとは思ってもいませんでした。
新しいポケカの大会の在り方だったと思います。
勝つことに躍起になるのではなくコンテストという形でみんながみんなをたたえあうという形式も素晴らしかったなと思います。
今までポケカの大会にいろいろと参加してきましたが一番楽しい大会でした。
夏にも開催されるようですので次も入賞できるように頑張ります!!
もうネタは決めました!!!


コメント

そうじん
2017年4月27日6:49

さすがの入賞。おめでとう!
対戦もしたかった!

たかたか
2017年4月27日7:32

リンク頂きました(^_^)

みやた
2017年4月27日10:01

ヤナギブソンさんから「今までのポケカ大会で一番楽しかった大会」を頂けるなんて!!!
えらいこっちゃです。
サカキ様に至るまでのデッキとヘアセットのメイキング、流石です。
ステージでの口調も堂々とされていて本物としか思えませんでした。

あと、映像が理想の役立ち方をされたみたいで本当に良かったです。
夏ファン、ヤナギブソンさんのアピールタイムが企画する上での楽しみ5本の指に入ってます!宜しくお願いします!

どら(PCG長崎)
2017年4月27日20:06

こんなに楽しいイベントがあったなんて!
と、トイさんの日記を拝見して思ってました!
ヤナギさんのサカキを見たかったです!

どら(PCG長崎)
2017年5月3日21:10

こんばんは、今動画見せてもらいましたが、あれがヤナギさんって、絶対にわからないです。

ヤナギブソン
2017年5月3日21:49

> そうじんさん
ありがとうございます!こちらこそ対戦したかった!
価格からしてそうじんさんの好きなイベントだったとは思いますが終日ずぅと笑顔でめちゃ楽しそうでした

>たかたかさん
DNでははじめまして!
最近放置気味ですがこちらでもよろしくお願いします!

>みやたさん
本当に楽しい大会でした!
夏ファンも楽しみです!
プレゼンの練習足りなくて不安だったのでそう言っていただけると嬉しいです。
告知動画がなければこんなに力を入れて取り組まなかったと思います。あの動画がすべてでした!
次は春ファンほどキャッチーではないですがまた惹きつけられるようなデッキを持ち込めると思います。頑張ります!

>どらさん
めちゃめちゃ楽しかったです!学園祭のような感じでした!
知り合いの方にそう言っていただけると変装した甲斐があったなと思いますwww
人に自分と気付かれないのはなかなかない経験でした

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